公益財団法人野口研究所

研究概要・成果Outline / Result

GlyTouCan: an accessible glycan structure repository

Michael Tiemeyer, Kazuhiro Aoki, James Paulson, Richard D Cummings, William S York, Niclas G Karlsson, Frederique Lisacek, Nicolle H Packer, Matthew P Campbell, Nobuyuki P Aoki, Akihiro Fujita, Masaaki Matsubara, Daisuke Shinmachi, Shinichiro Tsuchiya, Issaku Yamada, Michael Pierce, René Ranzinger, Hisashi Narimatsu, Kiyoko F Aoki-Kinoshita Glycobiology. 2017 Oct 1;27(10):915-919.
https://doi.org/10.1093/glycob/cwx066

論文概要
国際糖鎖構造リポジトリ白書

 糖鎖データの迅速かつ継続的な成長により、これらのデータセットをより幅広い生物医学研究コミュニティに提示するための基本インフラストラクチャの開発が強化される必要があることが明らかになった。成長の早い段階で、ゲノムおよびプロテオーム分野は、データ提示の組織化および知識抽出のためのバイオインフォマティクスアプローチの強化に不可欠な固有の遺伝子およびタンパク質識別子を割り当てるためのメカニズムを実施した。同様の固有の識別子は現在糖鎖データには存在しない。糖鎖データの継続的な成長とアクセシビリティを促進するために、著者は糖鎖コミュニティの糖鎖構造のGlyTouCanリポジトリへの提出を推進し、出版物にGlyTouCan識別子を使用することを強く推奨する。著者らはまた、雑誌に提出された糖鎖構造を明示的に記述するための標準的な参考資料として、提出された出版物がGlyTouCan識別子を利用する提出ワークフローをジャーナルに推奨することを深く奨励する。

国際糖鎖構造リポジトリGlyTouCanの活用
国際糖鎖構造リポジトリGlyTouCanの活用